悪性組織球肉腫の新しい治療について
2017.01.13更新
バーニーズマウンテンドックやフラットコーティッドレトリバーなどに多い悪性組織球肉腫は、樹状細胞と呼ばれる自己の免疫細胞が腫瘍化し、全身に転移を起こす極めて悪性度が高い腫瘍であります。
現在のところ、CCNUと呼ばれる抗がん剤が主たる治療で3週間に1回の投薬が行われております。しかし、非常に短期間で薬剤耐性が起こります。
そこで、当院ではトセラニブと言われる分子標的薬とステロイド剤の併用により、大きくなった腫瘍塊を小さくし、その上でガンマTリンパ球と呼ばれる殺腫瘍性の高い免疫細胞を患畜さんの血液より培養し、点滴にて体に戻す治療を行っております。
この治療に関しては院長にお問い合わせください。
院長不在の時には折り返しお電話させて頂きます。
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