2016年7月 犬のメラノーマの内科治療について
2016.07.12更新
犬の口腔内や爪の悪性黒色腫(メラノーマ)は悪性度が高く、肺やリンパ節や脳などに転移するケースが数多く見られます。
原発巣を外科切除されてもすぐに再発し、抗がん剤もあまり効果が見られません。
しかし、宿主の免疫に対する反応は強くあらわれ、アメリカでもDNAワクチンなどが使用されています。
メラノーマに対し、充分な免疫反応が得られない理由は、腫瘍細胞が自分自身を守るため、宿主の免疫を回避する手段を持ち、人医療域では、オプティーボなどの免疫をストップさせない新薬が出現しております。
当院では、同様の作用機序に近づけるため、注射と内服薬、具体的には注射として週1回または、2週間に1回ルペオール、犬のインターフェロン(インターDog)、丸山ワクチンの使用、内服薬としてトセラニブ(パラディア®)やピロキシカムとシメチジンの組み合わせにより治療を行っております。
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