Bリンパ腫の治療試験について
2016.05.31更新
Bリンパ腫は抗がん剤がよく効くがんではありますが、生存年数は1~2年であります。その原因は、微小残存病変といわれるBリンパ腫細胞の生き残りが存在し、それが再び寛解持続期間を過ぎると増殖し始め、今度は抗がん剤に耐性を持つ腫瘍細胞のみの厄介な事態になるからです。
そこで、近年、アメリカなどでは、化学療法のみでは限界があり、化学療法+免疫療法により、残存病変を根絶する試み、例えば、がんワクチンなどの治療試験が行われております。
当院では、同じ試みとして、がん患者さんより採血し、α-ガラクトシルセラミドを感作させた樹状細胞と活性化リンパ球により、残存病変を破壊することにより、再発を防ぐ治療試験を行っております。
この治療試験に関しては、院長にお問い合わせください。
院長不在の場合は、こちらよりご連絡させて頂きます。
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