現時点において、CT・MRIなどの画像診断技術の急速な進歩により、約10年前までほとんどブラックボックス状態であった犬の脳腫瘍がある程度、腫瘍の種類まで判別できるようになりました。
治療としては、外科手術適用の髄膜腫、その他の原発性あるいは転移性の脳腫瘍については放射線治療が主体となっております。
しかしながら、これらの治療は大掛かりで全国でも施設は限られており、衰弱した高齢犬に麻酔をかけるので、体力的に無理と思われる症例も多数あります。
脳腫瘍は、硬い頭蓋骨に囲まれたところに発生するので、容易に脳の圧迫を起こし、浮腫が生じ、けいれん発作を誘発します。
そこで、当院では浮腫を軽減するため、ステロイド剤を用いた上で第4番目の腫瘍治療と言われるがん免疫療法(樹状細胞とγδTリンパ球を静脈点滴する治療)を行っております。
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